1術前検査

手術を行うにあたって、触診・視診などの診察を行うほか、一般身体測定や血液検査などの各種必要な検査を行います。また、手術に際しては麻酔（全身麻酔）が必要になりますので、手術を受けるワンちゃん・ネコちゃんに麻酔を使用しても問題がないかどうか、細心の注意を払って確認します。

2手術のご予約

術前検査の結果、手術が適応と判断した場合には、飼い主様とご相談のうえ、手術日を決定させていただきます。

3手術前日

手術前日の夜ごはんは、いつも通りあげてもらって大丈夫です、お水も問題ありません。ただし、夜8時ごろまでにごはんを済ませるようにしてください。

4手術当日

ご予約いただいた日は絶飲絶食でご来院いただきます。お預かりさせていただいて、聴診や血液検査などの診察を行い、ワンちゃん・ネコちゃんの当日の体調を確認します。

5手術の準備

診察が終わりましたら、手術の準備を行います。手術の種類によっても異なりますが、患部の毛刈りや消毒などを行った後、静脈内点滴（血管確保）を実施するなどして、麻酔に備えます。

6麻酔

手術は全身麻酔下で行います。注射で麻酔薬を投与し、ワンちゃん・ネコちゃんが眠ったら、気管チューブを設置して吸入麻酔を行います。手術中のワンちゃん・ネコちゃんの状態は、生体モニター装置で心拍数、呼吸数、血圧、酸素濃度などを測定して常に監視します。

7手術

麻酔が効いたら、手術を行います。ワンちゃん・ネコちゃんの負担・リスクをできる限り低減させるために、最小限の出血と、時間の短縮を心がけながら手術を行います。

8手術終了

手術が終わりましたら、麻酔から覚ますために、吸入麻酔の濃度を下げます。通常、5～10分程度で意識が戻ります。その後、呼吸が確認できたら気管チューブを取り外します。